保育園って

 保育園への入園を検討されている皆さん、多くは「保育園は自分とはあまり関係がない場所」と、どんな所かよく分からないという方が多いのではないでしょうか? こちらでは、見学にいらっしゃった方やお電話・ホームページへのお問い合わせが多い内容についてお知らせしていきます。

 


保育園ってどんな所?

 保育園は、乳幼児の保護者が働いている場合や、病気、親族の介護をしているなどの理由で、 自宅での保育が困難な場合(これを、法律上では「保育に欠ける」と言います)、保護者に代わって保育するための児童福祉施設です。

 

 保育園は0歳から入学前6歳までのお子さんが入園できます。保育園は幼稚園と異なり、 保育時間が長く(11時間開所)、食事や睡眠の時間が確保されているのが大きな特徴です。

 

 幼稚園は、学校教育法に位置付けられた施設であり、小学校に入る前の3~5歳の幼児が利用する教育機関です。

保育園に入るための基準は?

 保育園に入るためには、「保育に欠ける」が大条件となります。具体的には以下のような条件が挙げられます。実際に保育園に入れるかどうか決めるのは、その保育園を管轄している自治体(みなみ保育園の場合は、宇都宮市)による選考となります。

  • 仕事に行っている(居宅外労働)
  • 自営業、農業、内職をしている(居宅内労働)
  • 妊娠中であるか、または出産後間もない場合(出産予定日前6週間、多胎妊娠の場合は10週間、出産後8週間の期間入所となります)
  • 健康上(病気、ケガ、心身障害)保護者が保育できない
  • 長期にわたり常時病人や心身障害者の介護をしている
  • 震災・風水害・火災・その他の災害復旧にあたっている
  • 求職中であり、活動にあたっている(入所後指定期間以内に就労証明書提出)
  • その他市長が認める場合

保育園の利用料って?

 保育料は、地方自治体に納めている市県民税などの額で判断されます。

 納税額により段階的に保育料が決定いたします。また、保育料は年齢に応じても変わります。加えて、兄弟で在園する場合は、割引き制度が適応されます。

 また、認可保育園であれば、私立と公立で保育料が違うことはありません。

公立と私立保育園の違いは?

 公立保育園は、宇都宮市が厚生労働省から保育園としての認可を受け、運営している保育園です。宇都宮市としてのカリキュラムに則り、いずれの保育園でも同質の保育を受けることができます。

 一方、私立保育園の場合も、公立保育園と同様、厚生労働省から保育園としての認可を受け、運営しております。

 しかし、私立保育園では、国で定めた最低基準を守りながら、それぞれの保育園の方針に基づき、特色ある保育を行なっている場合が多くなります。

保育園での生活の方針って?

 保育園は、児童福祉法に基づく非営利の児童施設であり、公立・私立を問わず、市町村の公的責任に基づいて保育を提供しております。また健やかな心身を発達を軸に、養護と教育を一体的に行ないます。

 

 

保育園では、教育的内容はやらないの?

 保育園のイメージと言うと、「子どもを預かるだけで、勉強を教えてくれないので、小学校に入学した時に幼稚園児の子供と差が付いてしまう」というお話しを聞くことがよくあります。しかし、前の項でお話しした通り、「養護と教育」を両軸として運営しておりますので、「教育」についても、保育園生活の中で様々な活動や経験を通じて、心情・意欲・態度を身につけるように進めております。

 

 

幼稚園・保育園・こども園の違いは?

 幼稚園・保育園・こども園、それぞれお子さまをお預かりする施設ですが、その目的などが異なります。違いについて、以下の表のようになります。


実際に保育園を選ぶ時は

 保育園とのお付き合いは、もし0歳から入園した場合には6年間という、長期間に渡り係わりを持つ場所となります。そのため、入園する保育園を選ぶ際は、保護者の方が信頼できる保育園に預けることが大切です。

 

 各保育園の保育方針や保育内容は異なりますし、預ける事情も一人一人様々だと思います。必ず、実際に保護者の方が保育園を見学し、相談・質問してみることが大切になります。また、園によって園庭開放をしていたり、地域育児センターとなっている保育園もあります。どんどん保育園に足を運んでみましょう。

 

 保護者の方も、色々な保育園をご覧になると、それぞれの特色があり、迷ってしまうと思いますが、ぜひ「これだけは譲れない」ポイントを決めて頂き、より相応しい保育園を選んでください。